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ミノルタオートコードの見分け方

2010年04月10日

オートコードは大きくわけると最初期、L、RG、新型、CDSに分けることができます。
最初期、L、RGが初期型に分類され、新型と新型に露出計が付いたCDSと大きく2つに分けることができます。
ただしRGの終わりの物はほとんど新型に近いものになっているので、機能とか性能でいうと大きく違いはありません。

見分け方は
・ネームプレート
・シャッター
・露出計の有無
が目安になります。

・ネームプレート
ネームプレートで新型かそれ以前か、シャッターの最高速で初期型かどうか、露出計の有無で色々わかります。
ネームプレートに「minolta AUTOCRD」と書かれているものを新型、「Minolta AUTOCRD」を初期型と呼ぶ。
新型はストラップの取り付け金具が独自のもので、ストラップを見つけるのが大変だし高い!
ので、金具が初期型と同じものに交換されている場合があります(ヤフオクでも売っている)。
・シャッター
シャッターはOptiper MXS、Optiper MXV、Optiper M、Optiper MVL、Seikosha MX、Seikosha Rapid、Citizen MVL
と色々。
Optiperは輸出向けにつけられていたと言われています。
最高速が1/400秒、1/500秒のものがあり、これが見分けの目安。
最高速が1/500秒のもので露出計なし、でネームプレートが初期型のものはRGと呼ばれています。
RGは細部が変遷し新型とか後期型と呼ばれるものとほとんど同じになります。
細部が変わるのは千代田光学からミノルタに社名が変更したためで、表記が変わるだけで性能、機能は同じと言われています。
シャッタースピードが1/400秒のものは6x6、4x4、4x5で撮れるものがRA。
しかし改造によりマルチフォーマットに対応しているものもあるので注意。
フィルム巻き上げクランクに被写界深度の目安が書かれていないものが最初のオートコード、書いてあるのが2番目。
シャッターにはMXSとMXVの2種類があるらしい。
・露出計
露出計はネームプレートの下に隠れているセレン光のものと、一番上に大きな二つの円筒状の物が並んでいるCDSを使うものの2種類。セレン光のものはLと呼ばれます。
シャッターにSeikosha Rapidを使ったものをL、Seikosha MXを使ったものをLMXと呼んでいます。
CDSタイプはI型、II型、III型があり、I型は220が使えない、II型は220が使えるけど12枚撮ったらカウンターを戻す、III型はカウンターを戻さなくても24枚目まで撮ることができる。
このCDS採用のモデルは1965年から発売され、レンズが新しくなっている。
このCDS付きは新型と呼ばれるタイプで、露出計なしも売られている。
ネームプレートに「minolta AUTOCRD」と書かれているのが新型のCDS露出計なし。
それ以前は「Minolta AUTOCRD」と表記されています。
露出計なしの新型もCDSタイプと同じようにI、II、IIIがあるようで、IIはないのかも。
ミノルタ最後の二眼レフはCDS無しのIII型と言われていますが、I型も同じ頃まで作られていたようです。

大まかに見分けるなら
・「minolta AUTOCRD」か「Minolta AUTOCRD」か→「minolta AUTOCRD」なら新型
・「Minolta AUTOCRD」なら最高速は1/500秒か1/400秒か
・1/400秒なら古い。1/500秒なら露出計はあるか→露出計ありならLかLMX、なしならRG型の可能性が高い

シリアルが2xxxxx後半から3xxxxx以降はRG、4xxxxx以降は新型が目安。

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投稿者 higuhigu2000 : 2010年04月10日 22:17

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