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GF1にズマリット

2010年01月14日

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GF1 summarit 50mm F1.5


ズマリットはクセノン50mm F1.5の後継で、クセノンはライカ製ではなくてシュナイダー製です。
当時、ライカはレンズ製造技術が劣るためLマウントのクセノンはシュナイダーに製造を依頼して誕生したレンズと言われています。
ズマリットは当時、一番のハイスピードレンズでした。
同じ時代というか少し先にツァイスはゾナーを出していました。
F2とF1.5の2つで、今では明るい方が良いレンズという認識ですが、当時はF1.5の方は緊急的な用途で、F2の方を標準としていたそうです。
F1.5がどうしても必要でなければ、F2の方が優れているからです。
ズマリットはそういう時代のレンズです。
なのでズマリットをフィルムで使うと確かによくありません。
最短から3mくらいまでは開放でもいいのですが、それよりも遠くなるとただの古いレンズです。
そんなレンズをマイクロフォーサーズで使ってみると、結構まともです。
1段絞るくらいでは遠景はよくありませんが、フィルムの時に感じるほどではありません。
遠景でもそれなりに使えるレンズになっています。
フィルムで使う時のズマリットの良さは、線の細さだと思いますが、開放気味なら線の細さも感じます。
ということで、ズマリットはかなり不思議なレンズですが、マイクロフォーサーズで使ってもそれなりに楽しめそうです。

投稿者 higuhigu2000 : 2010年01月14日 22:36

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