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ヱヴァンゲリヲン・碇
2009年07月02日
retina U.S.ektar T-max 100
ヱヴァンゲリヲンを見てきたのですが、えらく疲れました。
碇をイカリと読むのだと思っていたら違いました。
で、面白いか面白くないかで言えば面白いし、よくできているんだと思います。
でも、よくできすぎていて疲れます。
序盤は割りと強度が弱いというか、緩急があるような気がしますが、それでもアニメの映画はゆるさが足りないというか、さりげなくないような。
1フレームから作りこまれているアニメは90分くらいが調度いいのかなぁと思いますが、この映画に関しては2時間に詰め込みすぎているような気がします。
同じ内容で2時間半くらいにできたんじゃないかなぁと思います。
テレビ版は割りと「間」を作ることができていたのですが、今回の映画は「間」を作る余裕がないような。
逆にそのせいで、2度3度と見に行く人もでてくるのでしょう。
じゃんじゃか先に進んでいくので。
話は変わって、日本映画は七人の侍以降、幕の内弁当的な映画が作られるようになったと思っています。
七人の侍は、それまで1本の映画として作られるような様々なテーマを1本の映画にまとめることに成功した映画だと思っていて、いいとこどりなので幕の内的なのです。
アニメ映画の場合、ドラえもんが幕の内的で、一方でヱヴァンゲリヲンはアラカルト的かもしれません。
製作者は観客に多様なメニューを用意して、その中から見る側が好みに合ったものにフォーカスを合わせて見ることができる。
好みに合わせて見ることができるのは、作りこめるアニメだからこそ、じゃないかと思います。
さらに製作者の腕と準備で、用意周到に作りこんでいるからでしょう。
なので、よくできていることに間違いないと思います。
投稿者 higuhigu2000 : 2009年07月02日 22:05
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