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レチナに関するメモ

2008年10月28日

R0157850-1
GR DIGITAL II


レチナI型、II型、III型
レチナはコダックが35mmフィルムの普及促進のために作ったといわれるカメラシリーズ。
ライカやコンタックスの半額以下という廉価で大ヒットした。
I型は距離計のない目測式。
II型はレンジファインダー(距離計)付き。
III型はII型にセレン露出計をつけたもの。
レンズ交換ができるものにはcがつく。
III型に大文字のCは大窓と呼ばれるタイプ。
3Cはファインダーが大きく、35mm、50mm、80mmのブライトフレームがつく。
3Cが最も人気が高く、ついで、3c、2cと次ぐ。
コンディションにもよるが3cで2万から3万、大窓の3Cで4万前後が相場か。

I型からII型に使われたレンズは色々ある。
Xenar クセナー50mm f3.5
Xenar クセナー50mm f2.8
Ektar エクター50mm f3.5
Ektar エクター47mm f2
Xenon クセノン 50mm f2
Heligon ヘリゴン 50mm f2
など

クセナー50mm f3.5の銘板には「Maid in U.S.A」と記載されているものがあり、これを特にUSエクターと呼ぶ。
USエクター以外のレチナに使われるエクターはシュナイダーのクセナーのOEMと思われ、テッサータイプ。
3群4枚のテッサーは後群を張り合わせの色消しレンズとしているが、USエクターは前群を張り合わせにしているらしい。
もしくは3群5枚のヘリアー型か?
コダックのレンズに使われるエクターはレンズ構成などを示していない。力の入ったレンズにエクター銘を付けている。

クセナーの他にはヘリゴン銘は製造数が少ないためクセノンより2割から3割は高い値段となっている。

他には戦前にフランス向けにアンジェニュー5cm f3.5が作られたといわれ、レア。

2c、3cはシュナイダーとローデンストックのレンズが使われているが、交換レンズはシュナイダーのレンズはシュナイダーがついていたボディ、ローデンストックのレンズはローデンストックのついていたボディを使う。

2s、3sはフォールディングカメラではなく、通常のカメラの形。
デッケルマウントを採用している。
3sは3Cと同じ等倍ファインダー。

レンジファインダーのレチナが進化し、一眼レフのレチナフレックスとなる。
レチナフレックスの普及版がレチナ3c。
レチナ3cが進化してレチナフレックスになったというのは誤り。

投稿者 higuhigu2000 : 2008年10月28日 23:01

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