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映画、カポーティを見ました

2006年10月15日

DSC_1915
D80 noct 58mm 1.2


多摩川河川敷の写真を撮ろうと川崎で電車を降り、ふらふらと歩いたもののなんとなく気分が乗ってこなかったので映画を見ることに。
気になっていた映画2つのうちの1つ、カポーティを見ました。
シネチッタで見たのだけど、えらく空いていました。
駅の反対側にビックカメラとかできたばかりだからか。
トイレが近くなることはわかっていながらビールを飲みながらの鑑賞。
「冷血」のことは保坂和志の小説の自由で知り、興味はあったのだけどまだ未読。
その冷血を書いていた時のカポーティを映画にしたものだったので興味がありました。
ペリー・スミスのしたことが特段に冷血だとも思えないように感じるのですが、それでもこの映画は冷血さを感じさせます。
カポーティがいかにして「冷血」を書いたのか、それを映画として冷静に見ることができる冷血さ。
冷血はカポーティの小説でも映画でもなくて読む側、見る側にあるのだと、思いました。
ビールを飲んでも尿意を感じないほどの冷血さでした。

投稿者 higuhigu2000 : 2006年10月15日 18:11

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