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傷だらけの天使読み終わる
2008年07月09日
EOS 5D sigma 50mm f1.4 EX DG HSM
借りてきた傷だらけの天使を早速読みました。
テレビドラマの傷だらけの天使の後日談みたいな設定の小説です。
テレビドラマの傷だらけの天使はトマトを食べて牛乳を飲むオープニングくらいは見たことがありますが、まるで内容は知りません。
萩原健一以外のキャストも知らないので読み終わった後wikipediaを見ました。
wikipediaを見ると小説中のことがよくわかります。
つまりテレビドラマを知っている人なら小説の傷だらけの天使は色々としかけがあって楽しめるのでしょう。
例えば小説中でわざとらしく「映画 相棒」の公開舞台挨拶がでてきたり、衣装担当の菊池武夫の名前がでてきたり。
で、登場人物の一人綾部を演じていたのは岸田今日子なんですが、小説を読んでいるとき映像化するなら岸田今日子だなぁと思っていたので知った時は嬉しかったです。
たぶんテレビドラマを知っている人には細かいところがいちいちよくできているのだと思いますが、知らなくても十分面白い。
なんとなく作中でのインターネットの使われ方が安っぽいというかしょっぱいけれど、それでも面白い。
東京を離れていた主人公の木暮修が東京に戻るってのは同じ矢作俊彦のららら科学の子と同じで、先日読んだ血と暴力の国とは違い、現在にあっさりと順応していきます。
その辺がハードボイルドっぽくない気がするけど、日本人らしいのかもしれません。
映像化するなら新宿コマ劇場がサラ地になった時なんか象徴的で面白いかもしれません。
投稿者 higuhigu2000 : 2008年07月09日 20:33
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コメント
はじめまして。
あまりに小ネタが多くて、知っているものにはいちいちウケるんですが、傷天を知らない人が読んで、この小説は面白いんだろうか?と疑問に思っていました。
面白いということがわかってうれしいです。
投稿者 showken-fun : 2008年07月16日 12:15