冷血を読みました
2006年11月26日
F3 50mm f2 Tri-X EPSON GT-X750でスキャン
カポーティの冷血を読みました。
この冷血、初めて知ったのは保坂和志の小説の自由を読んで。
それで興味を覚え映画カポーティを見て、これは読まなきゃならんだろうと思って読んだ次第です。
それでこの冷血、すごく面白い。
面白いといとなんだか不謹慎なような気がするのですが、それでも面白い。
映画を見た後で読んだせいか、読み終わるまでの間なんだかペリー・スミスが頭にこびりつくような変な感じ。
これが現実に起こったことだと思うとなんだか打ちのめされるような感じもします。
それぞれ別々の考えを持った人間が勝手に動いている世界が一人か二人で考えた小説より小さい世界なわけないのは当たり前で、だからこそ真実は小説よりも奇になるのだと思いますが、この世界をまとめてしまうところが冷血のすごさなのかなぁと思います。
どうして冷血がすごいのかなんてことはどうでもいいことで、まずは読むことが奇につながる真実ではないかという気がしています。
投稿者 higuhigu2000 : 2006年11月26日 23:46
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