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芸術と起業

2006年10月01日

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D80 Ai改 オート135mm 3.5


今日は休み。ダラダラとしていました。
森山大道っぽく言うとナマコのようにダラダラと。
本を読んだりしていたのですが、森山大道も少し読んでいましたがそれより長い時間読んでいたのは村上隆の芸術起業論
事業として考える芸術みたいな内容です。
お金と芸術をくっつけちゃイカンみたいな方には胸糞の悪くなる内容だと思います。
この辺は村上隆が嫌われる要因の一つだと思いますが、なかなか他では見ることができないのではないでしょうか。
関係ないですが私の祖母、母は書道を教えています。
書道で食べている人のほとんどが所謂、日展系だと思いますが祖母も母もそうです。
教える側は作品よりもお弟子さんが何人日展入選したかで評価されたりします。
日展の入選や特選はどこの先生のところから何人、この先生には何人みたいな枠がだいたい決まっていて、そこからその先生の孫弟子に配分されるというような感じなんだそうです。
なので審査や搬入、搬出の手伝いに出てきて顔や名前を売り込む営業活動が大切みたいです。
そんな感じだから日展が日本の書道をダメにするんだと言う人も沢山いるようです。
芸術起業論を読んでいたらそんなことを思い出しました。
芸術起業論の中で村上隆は欧米のルールに沿うもの、美術史の流れを汲まなきゃいけないと繰り返し強調しています。
ガチンコの喧嘩じゃなくてルールの中でエンタメ性もあるK-1やプライドで人気があって勝たなきゃ強いとは言えないということだと思います。
書道に戻ると、日展というルールの中で勝負ができなければ出来レースだとか言ってもそれは負け犬の遠吠えなのかなぁと思ったのでした。
芸術起業論

投稿者 higuhigu2000 : 2006年10月01日 20:52

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