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2005年11月27日

ロハスについて

ロハス(LOHAS)とはlifestyle of health and sustainabilityの略で、日本語で言えば健康で持続可能な生活習慣となるでしょうか。
このロハスとはアメリカの社会学者ポール・レイ氏らが1998年、全米15万人を対象に15年にわたって実施した価値観調査で浮かび上がらせた「自分や家族の健康、地球環境、社会の未来を考えながら暮らすことに関心のあるライフスタイル思考」のことで、スローライフの一歩先にあると言われている発想です。
最近の調査ではアメリカ人の役30%もの人がこのロハスというライフスタイルに分類されるそうです。
日本でロハスが紹介されたのは2002年だと言われ、徐々にスローライフという言葉がロハスに置き換えられているような気がします。
ロハスは持続可能という視点を持つことから、スローライフよりも1歩先に進んだものだと言われています。
以前にも書きましたが、未来のことを考えることは私たちのような利己的な集団の社会を継続するためには大切なことです。
どこまでこの動き、考えが広まるのか実は重要な事だと思います。

投稿者 higuhigu2000 : 07:03 | コメント (0) | トラックバック

2005年11月19日

レジ袋からはじまる意識

気になるニュースがありました。

55%が有料レジ袋に賛成 内閣府の世論調査
 内閣府が19日付で発表した「環境問題に関する世論調査」で、スーパーやコンビニなどのレジ袋を有料化する動きに「賛成」と答えた人は55・1%に上り、「反対」の21・9%を大きく上回った。コーヒーショップなどファストフード店で使ってほしい容器も「再利用」が54・4%、「使い捨て」は19・3%だった。多少の不便や負担を強いられても、環境保護を優先しようという意識の高まりが表れた結果と見られる。環境省はレジ袋有料化の法的措置を検討している。
yahooニュース

レジ袋はたしかに便利でゴミ袋にも使えますが、私の場合、ゴミ袋に必要な数よりもレジ袋を多く貰っているのが現状です。
ゴミ袋が有料化された場合にどれだけの二酸化炭素排出量が削減できるのかわかりませんが、二酸化炭素の量よりも環境問題への意識が高くなることにその効果が発揮されるのではないでしょうか。
レジ袋が有料化になることで買い物袋を持ち歩いたりと不便もあるでしょうが、ゴミの分別がそうであるように始まってしまえばすぐに慣れちゃうのではと思います。
ところで55%もの人が賛成と答えたことには意外な感じがしました。
それだけゴミや温暖化問題への意識が高まっていることのあらわれなのでしょう。
チームマイナス6%やクールビズ、ウォームビズという言葉の広まりも意識を高めているのかもしれません。

投稿者 higuhigu2000 : 21:48 | コメント (0) | トラックバック

2005年11月10日

衣類のリサイクル

衣類のリサイクルはしているでしょうか?
私の住む横浜では最近になって衣類の回収を月に1回行うようになりました。
それまでは資源回収ボックスで回収を行っていたのですが、設置された場所には限られており、そこまで運ぶのには苦労しました。
日本全体では衣類のリサイクルは10%ほどだそうです。
おそらくフリーマーケットやリサイクルショップへの持ち込みがほとんどだと思います。
フリーマーケットを主催する団体によっては衣類を回収し、それを運営資金にあてているものもあります。
回収した衣類を分別し、フリーマーケットやバザーで販売、売れないものはウエスに回します。
ウエスというのは工場などで使い捨ての雑巾のように使うものです。
住んでいる自治体では衣類の回収を行っていないこともあると思いますが、そういう時は家庭でのウエスとして使ってみてはどうでしょうか?
換気扇やガスコンロを掃除する時や日常の拭き掃除など。
同じ捨てるにしても使い切ってから捨てる習慣があればゴミは減らせるのではないかと思います。

投稿者 higuhigu2000 : 20:11 | コメント (0) | トラックバック

2005年11月04日

未来を考える事

最近読んだ本、スモールワールド・ネットワークの”第7章意思決定と妄想と群集の狂気”の中に社会的ジレンマ、公益ゲームに関する話題があります。
社会的ジレンマは集団としての利益を成立させるためには集団の大多数が利己的な選択肢ではなく、公益に貢献する選択肢を選ぶ必要があるものを指し、具体的には税金や環境に関することなどです。
例えば、日常生活の中で自家用車を使うことは便利ですがこれは利己的な選択肢で、公益に貢献する選択肢とは環境負荷の少ないバスや電車、自転車の利用や徒歩です。
環境に関して言えば、クールビズでクーラーの設定温度を28度にすることは集団全体では利益になりますが、個人それぞれでは暑すぎて不利益になる、などがあります。
この社会的ジレンマにおいて集団の利益を成立させるために必要なことは、これまでの研究から少なくとも2つのことが必要であると考えられているそうです。
1つは個人は未来に関心を持たなければならない
もう1つは個人の行動は他者の意思決定に影響を及ぼすと認識しなければならない
この2つが必要だそうです。
環境に関して言えば、このままの状態では100年後に日本の平均気温が何度高くなるのか、生態系がどう変わるのかなどに関心を持つこと
あなたが部屋、フロアの冷房の設定温度を上げる、暖房の設定温度を下げることは、他の人の冷房・暖房の設定温度に影響を与えると意識すること
など。

投稿者 higuhigu2000 : 23:00 | コメント (127) | トラックバック