2008年07月12日

温暖化が先か、サンゴが先か

世界のサンゴ、3分の1が絶滅の危機 地球のサンゴ礁を作るサンゴの約3分の1が絶滅の危機にあることが、国際自然保護連合などの研究チームの調査でわかった。  11日付の米科学誌サイエンスに掲載された。温暖化の影響などで生息環境が悪化しているためで、緊急対策が必要だと訴えている。 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080712-00000023-yom-soci
今週の月曜日に放送されたテレビタックルでは日本人の他にアメリカや中国、韓国のコメンテーターを交えて言い合っていたのですが、その中で韓国の方が温暖化は二酸化炭素が原因なのか学術的な根拠が無いのに、どうして二酸化炭素排出量を制限する必要があるのか?というような意見を述べていました。 私はそれを聞いてバカなんじゃないかと思いましたが、例えば雨漏りがしているとき雨漏りの原因を調べてから対処するのでしょうか?普通は雨漏りの現象、天井から落ちてくる水に対処します。 温暖化も同じです。 のん気に学術的な根拠を追っているうちに雨漏りで家の中のものがビショビショになってしまいます。 ニュースのように温暖化でサンゴが失われているのは確かなことなのに、よくもまぁのん気なことを言うなぁと思ったわけです。

投稿者 higuhigu2000 : 18:08 | コメント (15)

2008年01月10日

未来の日本の気温

21世紀末の日本、平均気温は最大4・7度上昇 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080109-00000303-yom-soci 日本の今世紀末の平均気温は、20世紀末に比べ最大4・7度上昇するとの試算を、環境省がまとめた。 2070~99年の平均気温は1961~90年と比べ、最も二酸化炭素の排出量の少ない環境保全型でも1・3度上昇、エネルギー多消費型だと最大で4・7度上昇する。
私たちが環境保全を考え二酸化炭素排出量が少ない行動に変えていっても1.3度も上昇するという、少し怖いくらいのシュミレーション結果です。 京都議定書の目標を達成できたとしても温暖化の流れを食い止めるには十分ではないといわれますが、その京都議定書の目標からは程遠い現実です。 このままでは、おじいちゃんが子供の頃は雪が日本でも降ったんだよ、なんて昔話をすることになるかもしれません。 しかし、環境問題に意識の高い人と低い人、この差が開くばかりのような気がします。 なんとかできないものかともどかしくなります。

投稿者 higuhigu2000 : 10:30 | コメント (0)

2005年12月04日

環境税への受け止め方

環境税に関して行われたアンケートに関するニュースがありました。
以下引用


約8割が環境税導入を容認 環境省の緊急モニター調査
 環境省は4日、2006年度税制改正での創設を目指している同省の環境税案について、約8割が容認すると回答したとする緊急アンケート結果をまとめた。調査は11月28日から今月1日までインターネットで実施。民間調査会社が集めた全国の20歳以上の1442人のモニターが回答した。
1世帯当たり月平均180円の課税で、520万ヘクタールの森林整備などの温暖化対策が進むとする同省の環境税案について、「受け入れる」と「どちらかといえば受け入れる」を合わせると77・7%で、「受け入れない」と「どちらかといえば受け入れない」の計17・3%を大幅に上回った。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051204-00000084-kyodo-soci

ここまで
この前、レジ袋有料化に関するアンケート結果が報じられましたが、今回のアンケートでも受け入れる側の方が多い結果でした。
環境に対する危機意識が高いからでしょうか、負担額が少ないからでしょうか。
自分は月に180円の負担で520万ヘクタールの森林整備などの温暖化対策が進むのであれば安いのかなぁと思いました。
温暖化・環境問題は決してお金だけでは解決できないと思いますが月180円で何かができるのであれば私は環境税に賛成です。
お金を払うだけでなく環境に関する意識を高くもたなければ変わらないと思います。
お金がなぜ必要なのか、税金は何に使われるのかが透明になればより一層効果的な環境対策になると思います。

投稿者 higuhigu2000 : 18:46 | コメント (0) | トラックバック

2005年11月04日

未来を考える事

最近読んだ本、スモールワールド・ネットワークの”第7章意思決定と妄想と群集の狂気”の中に社会的ジレンマ、公益ゲームに関する話題があります。
社会的ジレンマは集団としての利益を成立させるためには集団の大多数が利己的な選択肢ではなく、公益に貢献する選択肢を選ぶ必要があるものを指し、具体的には税金や環境に関することなどです。
例えば、日常生活の中で自家用車を使うことは便利ですがこれは利己的な選択肢で、公益に貢献する選択肢とは環境負荷の少ないバスや電車、自転車の利用や徒歩です。
環境に関して言えば、クールビズでクーラーの設定温度を28度にすることは集団全体では利益になりますが、個人それぞれでは暑すぎて不利益になる、などがあります。
この社会的ジレンマにおいて集団の利益を成立させるために必要なことは、これまでの研究から少なくとも2つのことが必要であると考えられているそうです。
1つは個人は未来に関心を持たなければならない
もう1つは個人の行動は他者の意思決定に影響を及ぼすと認識しなければならない
この2つが必要だそうです。
環境に関して言えば、このままの状態では100年後に日本の平均気温が何度高くなるのか、生態系がどう変わるのかなどに関心を持つこと
あなたが部屋、フロアの冷房の設定温度を上げる、暖房の設定温度を下げることは、他の人の冷房・暖房の設定温度に影響を与えると意識すること
など。

投稿者 higuhigu2000 : 23:00 | コメント (127) | トラックバック

2005年09月26日

温暖化対策とビジネス

温暖化、事業に影響が多数 投資家集団が大企業調査  世界の大企業の多くが地球温暖化問題をビジネス上の利益や損害に影響する問題と受け止め、自社の排出量の公表にも積極的な一方で、事業活動からの温室効果ガスの排出量が前年より減ったのは回答企業の13%にすぎないことが、各国の銀行や投資家などでつくるグループによるアンケートで25日、分かった。 共同通信 9月25日
私が勤めている会社も大きな会社ではありませんが二酸化炭素排出量の削減を一応目標に掲げてはいます。 しかし実際のところ根本的な取り組みは行われていません。 原因は投資に見合うリターンが得られないことと、意識がまだまだ低いことだと思います。 最近では環境対策を行わないと投資家や銀行から目を向けてもらえないという動きがあるそうですが、まだ影響力はあまりないのが現状でしょう。 私たち消費者が環境対策に力を入れている企業の製品を優先して購入する動きが起きれば少しは変わるかもしれません。 まずそのためには企業の環境活動について知ることが第一歩でしょうか。 yahoo >生活と文化>環境と自然>企業の取り組み

投稿者 higuhigu2000 : 22:57 | コメント (0) | トラックバック

2005年09月17日

温暖化と自然災害

yahoo!ニュースを見ているとこんなのがありました。

凶暴化する台風 海水温上昇が要因か
過去三十年間に発生した台風やハリケーンを分析した結果、顕著な“凶暴化”の傾向があるとの研究結果を、米ジョージア工科大などの研究チームが、十六日発行の米科学誌「サイエンス」に発表した。
研究チームは論文のなかで、地球温暖化による海面水温の上昇が、台風やハリケーンの威力を増大させた可能性があると指摘している。
yahoo!ニュース

海面温度の上昇が台風を強力なものにするという事は前々から言われていたことですが、今回カトリーナの被害で注目を浴びているようです。
台風は自然災害でさけることができないものですが、もし温暖化が台風を強力なものにしているのであれば、それは自然災害というだけでは済まされません。
アメリカは国民一人当たりで最も多くの二酸化炭素を排出する国ですが京都議定書に参加していません。
その理由は中国やインドが参加しなければ京都議定書の試みは意味が無いからというものです。
カトリーナをきっかけにアメリカや日本でも少しでも温暖化について感心がもたれればと思います。
先日読んだSF小説、万物理論でも台風の強力化が少しだけでてきました。
この小説の世界はそれほど温暖化に苦しんでいませんが、我々の住む世界ではこれからどうなるのかわかりません。

投稿者 higuhigu2000 : 20:09 | コメント (0) | トラックバック