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2005年12月01日

京都議定書の効果

カナダで開催中の京都議定書第1回締約国会議で京都議定書の運用ルールを正式採択しました。
これまでにないような国際的な取り組みで、また経済に直接、しかも大きく、影響を与える取り組みであるために牽制しあいながらもここまでよくこれたと思います。
議長国であった日本も胸をなでおろす、そんな感じだと思います。
ただ京都議定書が万能かというとそうではありません。
世界最大の二酸化炭素排出国であるアメリカはこの取り組みに参加しておらず、さらにカナダが提案した2012年以降の地球温暖化防止策に関する協議について、「米国は、一切のそうした協議に反対する」と述べています。
これでは世界的にも重要な取り組みも片手落ちとなってしまいます。
自国の産業にわざわざ足かせをする必要がないということでしょうか、原油が採掘できることの自信からでしょうか。
しかしこういった環境保全へ国を挙げて取り組むことは結果として産業を強くするかもしれません。
例えばトヨタのハイブリッド自動車プリウスは技術的に突出しており、アメリカの市場でさえも注目を集めています。
技術的にはトヨタがいち早く環境へ着目した成果であり、また市場は環境を重視した消費を行っていることを示しています。
もしかしたら国が考えるよりも早く消費者は環境を重視した製品を選ぶかもしれません。
そうなれば環境保全に対する技術が遅れていればその企業は生き残れません。
国際的な市場、京都議定書に参加している国の企業と参加していない国の市場、ではそれがより明瞭になるのではないでしょうか。
悪化し続ける地球環境が続く限り、産業にとって足かせにも思えるような環境に対する政策は結果として産業の競争力を強くするかもしれません。

投稿者 higuhigu2000 : 2005年12月01日 20:35

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コメント

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