マウントアダプターとEOS 5Dでレンズ遊び

ビゾフレックス用レンズ

elmar 65mm F3.5

エルマー65mmはビゾフレックス用のマクロレンズで、ビゾフレックス専用としては一番有名なのではないでしょうか。
レンズ構成は3群4枚ですがエルマーとは絞り羽根の位置が違い、テッサーと同じ構成になっています。
最大撮影倍率は1/2.4倍らしく、専用の中間リング(16471J)を使うと1/1.2倍まで写せるようですが、中間リングは持っていません。
このレンズはレンズヘッドとヘリコイドが分離し、ヘリコイド(16464K)はM用のエルマリート90mmなどにも使いまわせるようになっています。
合理的に作られているような複雑にしているだけのような。
このレンズはもともと絞り連動ではなくプリセット絞りなので、マウントアダプター経由でもあまり不便に感じません。
マクロレンズですが、マイクロニッコールのようなガチガチなレンズではなく、割とゆるいレンズです。
F5.6まで絞っても周辺はあまりよくなく、F8まで絞ると周辺もしまってきます。
そんなこともあって、平面複写のようなものには向いていないと思います。
さすがに悪いところばかりではなく、トーンが豊富な気がします。
特にアンダー気味に撮るとグッと迫力がでてくるような印象があります。
アンダー気味が向いているのはRライカ用にも言えますが、R用のような強烈なクセはなく大人しいかもしれません。
狛犬や石仏など、神社仏閣には向いている気がします。

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たぶんF5.6

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F5.6

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F8 ほぼ最短撮影距離

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