マウントアダプターとEOS 5Dでレンズ遊び

アダプトール

タムロン 51A SP 70-150mm F2.8

タムロンのアダプトール2マウント、SP 70-150mm F2.8です。 ただし、私のはカビとカビ跡があるので本来の性能ではないかと思います。 このレンズはソフトフォーカスが特徴です。 ソフトフォーカスレンズの多くは絞りを変えることで球面収差によるソフト効果を得るのですが、このレンズは絞り値ではなくソフトフォーカス用の光学系が用意されています。 ニコンのDCレンズのようにソフトフォーカスの程度を調整するリングがあり、これを回していくとソフトフォーカス度が高くなるという仕組みです。 絞り開放であってもソフトフォーカス効果有りと無しが一つのレンズで撮れるわけです。 タムロンのサイトを見ると3段階切り替え式とありますが、目盛りが3つあるだけでクリック感はなく自由に調整できます。 このサイトにレンズ構成図がありますが、絞りの後ろの3枚3群が前後することでソフトフォーカス効果が得られるようになっています。 このレンズはとにかくわけのわからないレンズで、使いこなすには数年かかるんじゃないかと思うくらいです。 わけがわからない一つは絞り値。 開放でも案外シャッタースピードが速くならず、かなり絞ってもシャッタースピードが稼げます。 ソフトフォーカス効果も特徴があって、アウトフォーカス部はあまりソフトにならない、にじみません。 さらにソフトフォーカスを効かせるほど後ボケが汚くなる、煩くなります。 特に点光源が入るとかなりよろしくありません。 さらに糸巻き型の歪曲収差が大きく、開放ではかなり周辺光量が落ちます。 デジタルでは2つともに補正が簡単に出来るので、欠点とも言えないかもしれませんが、場合によってはやっぱり気になります。 ソフトフォーカスということもあって、癖のあるレンズですが何から何まで全てが唯一無二という感じです。

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望遠端? 開放 ソフト効果最大

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広角端? 開放 ソフト効果最大

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開放 ソフト効果最大

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開放 ソフト効果最大

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F8? ソフト効果なし

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